講師の石橋先生は、ご自分で立ち上げられたIT企業の経営者としてご活躍されておられます。家事も、子育ても、事業も、楽しくこなしてこられました。手抜きというのは、調理に費やす時間を電気炊飯器に任せて(ここが手抜き)、その間の時間を他のことに当てることでした。
今回、「仕事も、家庭も、子育ても、趣味も、自分磨きも充実させたい!」という皆様に、今まで養ってこられたノウハウを教えていただけることになりました。
今回のメニューは当初、ごはんと副菜が一緒に炊ける「シンガポールライス」、大皿に盛りつけて見た目も豪華な「巨大ロールキャベツ」、和食に嬉しい「豚バラと大根の角煮」。そして、デザートに「巨大プリン」と「みかんケーキ」の五品でしたが、炊きあがりを待っている時間に「簡単ピクルス」を作りましょうと六品に。
直前のメールのやり取りの中で、ホームパーティーの持ち寄り料理に持って行くと大好評の「牛すじこんにゃく」も紹介しましょうと七品になりました。
これだけのメニューを、しかも24人分、たった3時間の内に作ろうというのですから、ほんとに、じぇじぇじぇ‼!
この日のために、受講者の皆さんや健康管理センターから電気炊飯器をお借りしました。
全部で10個揃えました。スゴイ! 1個は既に時間のかかる巨大プリンを前もって作って、お釜ごと冷蔵庫で冷やしています メインとなるシンガポールライスは、一人1人分用意したいので、調理室の大きなガス釜で24人分を一気に作ることにしました。洗ったお米の上にキャベツの葉を敷いて、塩麹とおろししょうがをすり込んだ鶏のもも肉を載せて、炊飯のスイッチ オン! そうそう、お水は少し控えめです。キャベツは付け合せにします。後、トマトときゅうり、パセリなどを彩りに添えて、ソースを添えれば出来上がり♪ ソースは、スイートチリソースがぴったりです。
まず最初に、ホームパーティーで大人気の「牛すじこんにゃく(大阪ではスジコンと言います)」から始めました(下ごしらえに時間がかかるため)。水洗いしたスジ肉を小さく切って、アクを取りながら煮ること、30~40分。その間に、コンニャクの下ごしらえも済ませ、柔らかくなったスジ肉と下ごしらえの済んだコンニャクと調味料を電気炊飯器に入れて、スイッチ オン!
「巨大ロールキャベツ」もおすすめの一品です。
お子様のいらっしゃるご家庭には大変便利で喜ばれると思います。
お釜の底にキャベツの葉を4枚ぐるっと敷いて、その中に合挽きミンチを300gと玉ねぎ(小)のみじん切り、パン粉(1カップに牛乳少々を入れてふやかしたもの)に、卵を1個を入れ、塩・コショウで適当に味付けをして混ぜ合わせたものをキャベツの中にドンと入れて、上からキャベツの葉を3枚かぶせ、お水を300cc、コンソメ1個を砕いてキャベツの葉の上にパラパラ・・・炊飯のスイッチ オン! これで炊き上がりを待って、大皿に返すと出来上がり! 人数分に切り分けて召し上がってください。
次におすすめは、「豚バラと大根の角煮」です。
これもいたって簡単!? 大根を1,5cmの輪切りにして、それを4つ切りに。 手抜きだから皮はむきません。 皮も無駄にしないで使います。無駄なごみを出さないのも手抜きの一つ。
大根と同じ大きさに豚バラを切って、お釜に入れて、しょうがのうす切りと調味料を入れて、炊飯のスイッチ オン!
これまた愉快な 「みかんケーキ」! これって、あり?
まず、無縁バターとお砂糖とで、みかんを炊いて・・・写真の状態で炊飯のスイッチ オン!
バウンドケーキの素に表示通りの卵と牛乳にクルミやレーズンも混ぜて、バウンドケーキの種を作ります。それを、炊き上がったみかんの上に入れて、もう一度炊飯のスイッチ オン! ハイ、出来上がり!
「ミツカン カンタンいろいろ使えま酢」を使って、「簡単ピクルス」も教えていただきました。大根、玉ねぎ、キュウリ、ニンジン、パプリカ、セロリ、パセリ、ミニトマト・・・なんでも。
材料をスティック状に切って、「ミツカン カンタンいろいろ使えま酢」(甘酢です。自分で調合して作れます。)をかけて、30分くらいでOK!
右上の小鉢に入っているのがそうです。食後のアンケートでも、とても美味しくて、サラダ感覚でいただけて、今まで抱いていたピクルスのイメージが180度変わった・・・と書かれた方もいらっしゃいました。
この「ミツカン カンタンいろいろ使えま酢」ですが、いざ、探そうとすると、なかなかお店においていなくて苦労するかもしれません。Nにもなくて、Dにもなくて、Mにあったのですが、24人分ともなると、どのくらい使うのか見当もつかなくて、ためしに1本買って作ってみました。そして、このくらいあれば・・・と、買ってきました。
でも、もし足りなければ・・・と、お店に寄ってみると、買った分だけが減っていて補充がされていなくて・・・心配の種が増すばかり。え~い!とばかり、残っていた分を自分用に購入。これで、一安心チャンチャン♪ 足りなくなれば、この分を出せばいいのだから。 お店の棚は空っぽになりましたが、もう、日にちも経ったので、多分補充されているでしょう。
時々、電気のブレーカーが落ちて、電気釜をあっちの部屋、こっちの部屋と館内を移動させながらも全部出来上がりました。
9時30分から始まって、12時30分過ぎには食事の時間になりました。今回は「お腹、すいた。」という館長の蚊の鳴くような声も聞かずにすみました。
石橋先生からもメールで、皆さん、大変手際のいい方ばかりで、どんどん進んでびっくりしましたと、お褒めのお言葉をいただきました。ありがとうございました。
石橋先生、ご参加の皆様、皆様のお蔭で素敵で豪華な「手抜き料理」をいただくことができました。ごちそうさまでした。そして、ありがとうございました。