最初は、先生のお話だけの予定で、中川公民館のホールでの開催を考えていましたが、先生の半生を描いた映画「見えないから見えたもの」のブルーレイディスクをお借りできることになり、小学校の体育館での鑑賞になりました。
夏の暑い時期で、盆踊りのうちわを持ち込んでの鑑賞になりました。(汗・・・)
先生の力のこもったお話に、ただただ引き込まれていきました。「自分一人だけの命ではない。お父さん、お母さん。おじいちゃん、おばあちゃんから引き継いだ大切な命なのだから、辛いことがあっても、いつか良い日がきっと来るから・・・と、切々に語りかけてくださったこと、決して忘れることはないでしょう。
目の見えない方が困っていらっしゃったら、どのようにお声を掛けてお手伝いすればいいでしょうか。TEGO隊のメンバーと一緒に教えていただきました。「何かお困りですか。」「何かお手伝いできることはありませんか。」
歩くときに右肘を貸してあげることは、聞いて知っていましたが、階段の昇り降りも肘が上下に動くのでわかるとおっしゃったので、あぁ、そうか・・・と、納得できました。「ここから上りの階段があります。」と、声をかけて初めてわかるのだと思っていました。もちろん、声をかけるのも大切です。
黄色い点字ブロックが岡山で生まれ、世界に広まっていったことも初めて知りました。正式には「視覚障害者誘導用ブロック」と言い、目の不自由な人を誘導するもので、その上に自転車などの障害物を置かないようにとのお願いがありました。
また、交差点で信号機から流れる音楽が、東西の流れか南北の流れかを知らせているなんてびっくりしました。
今、先生はモンゴルやキルギスの方で、盲学校を建てたり、目の不自由な子供たちを呼んで手術を受けさせてあげたり、様々な活動をされています。その活動資金を得るためにご本を書かれました。本の表紙は、先生の目が不自由になる前に描かれた絵をお母様が大切にしまっておられたものです。題字はお父様が書かれました。
お話と映画の上映会の間の休憩時間に、たくさんの方にお買い上げいただきました。素晴らしい活動を支えるほんの一滴にでもなれば嬉しいです。
竹内先生、本当に心が熱くなるお話をありがとうございました。これからもお元気でますますのご活躍をお祈りいたしております。
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