横溝正史の「本陣殺人事件」でデビューする探偵「金田一耕助」が登場する井原線の清音から岡田の横溝正史が戦時中に疎開していた住宅で折り返し、川辺宿を目指す全長約7kmのコースです。7kmと聞いて、尻込みをされる方もいらして、ちょっぴり不安でしたが、高齢者が主流のグループなので、ゆっくり歩けばなんとかなるよね ルン ルン ♪♪
午前8時、中川公民館に集合した一行は、歩いて井原線の小田駅に向かいました。8時30分、小田駅集合の皆さんと無事合流♪ まずは、記念写真を・・・はい、チーズ♪
なんと、タイミングのいいことに、4月1日から土・日・祝日に使える井原鉄道乗り放題のスーパーホリデーパスが発売されました。お陰さまで、納めていただいていた参加費から400円も返金することができました。
矢掛町内では、矢掛駅でしか買えませんが、お得です^^ |
清音で下車、昨年、中川公民館の元気いっぱいの文化講演「岡山弁再発見」で大爆笑・大ブレイクの青山 融先生をお待ちしました。先生のご趣味・・・覚えておられますか? そう、金田一耕助の研究と古墳巡りでしたね。
そこで、このウォーキングのガイドと途中の真備公民館岡田分館をお借りしての金田一耕助と岡山にまつわる、で~れ~おもしれぇ~講演をお願いしました。
さて、清音で降り立った青山先生、金田一耕助とは全然かけ離れて・・・お洒落!!
ノルディックウォーキングのスタイルにプロとアマの差を感じさせられたような瞬間でした。
いよいよ出発です。 一路、川辺橋を目指して・・・Go!
本「陣殺人事件」の舞台となった川辺の町の要所要所で先生が立ち止まってお話をしてくださるので、それが適度な休憩ともなって、キツイとも思わないうちに楽々歩けていました。
先生が指差しておられるのは、三本指の男が現れた川田屋という一膳飯屋があった所です。
昨年の1000人の金田一耕助のイベントのときです。 地元の方々によって川田屋のシーンが再現されました。 |
家に鍵を掛けるという概念のなかった日本で、足跡の残っていない雪に囲まれた離れという密室を作り上げたのも横溝正史が初めてとか。
たっぷり、1時間のお話を聞いて、また、横溝正史の小説を読んでみたくなりました。それにしても、たったの30人で、それも足を伸ばしてゆったりと・・・なんと贅沢な聴衆だったのでしょう。
時間は12時。お腹もすいてきましたが、もう少し頑張って歩きましょう。横溝正史疎開宅へ向かう途中に「濃茶のほこら」がありました。「八墓村」に登場して名セリフの「たたりじゃ~」と言う濃茶の老婆の名前はここから付けられたそうです。
横溝正史疎開宅を通り越して、ちょっと先の「千光寺」に行きました。「獄門島」に登場するお寺です。横溝正史氏は名前にはあまりこだわらず、散歩の途中に立ち寄った所、人名もご近所さんの名前を借りたりされていたようで、とても愉快です。
お待ちかねの昼食です。昼食の場所は・・・横溝正史疎開宅です。地元の疎開宅管理組合のご好意で昼食場所に貸していただくことができました。 また、日曜日にも関わらず、お茶のご用意までしてくださいました。本当に温かいおもてなしをありがとうございました。
横溝正史疎開宅 |
次は、大池から「真備ふるさと歴史館」を目指します。ふるさと歴史館の庭には、金田一耕助の銅像が飾られています。
写真では大きく見えますが、実物はかわいいサイズです。
昨年の除幕式です。銅像の横の金田一耕助さんは・・・ 倉敷市長の伊東さん・・・よくお似合いですね♪ |
さぁ、ゴールの川辺宿の駅まで最後のウォーキングです。途中、うっそうとした竹やぶが「本陣殺人事件」の一柳家のモデルになった旧家の屋敷跡ということです。
最後の記念撮影です。 お天気に恵まれ、全員が楽しく歩きとおせました。青山先生のガイドは最高でした。岡山弁がたくさん使われている「悪魔の手毬歌」をぜひ読み返してみたいと思います。以前読んだときは岡山弁だということにあまり注意を払わなかったようです。
新春ウォーキングのような近場のウォーキングは気軽に参加できていいですが、たまには、今回のように足を伸ばしてみるのも気分が変わっていいですね。
また、みんなで行きましょう♪
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