昨年に続いて2回目の神楽面づくりになります。昨年は全員で「スサノオノミコト」を作りましたが、今回は、「大国主命」(大黒様)、「桃太郎」、「赤鬼」と、それぞれが好きなお面にチャレンジしました。
最初に、老人福祉センターの遠山次長から「神楽面づくり」についてのお話を伺いました。
今までは単に、古新聞を再生して紙粘土を作り、色々なお面の型にはめて仕上がったものに今回のような講習会で皆で色付けをして出来上がり・・・と、思っていました。けれど・・・
昭和57年、高齢化社会の進展に対応した老人の生きがい対策として始められた長い歴史があることや、老人の趣味と労働力をいかしてのお面づくり、そして、その収益金で寝たきり老人への床ずれ防止器の無料貸し出し、シルバーカーの購入等の福祉対策の経費に還元されていることなど・・・いろいろ教えていただきました。
また、矢掛町のこの取り組みが小学校6年生の社会の教科書の中に取り上げられたことなど、素晴らしい取り組みなんだと気付かされました。古新聞からお面へのリサイクルだけでなく、もっと大きなリサイクルだと分かっただけでも有意義な講習会になったように思われました。
最初は子どもたちだけで頑張っていましたが、付き添いで見るだけと言っておられたお母さんも、だんだんと口から手のアドバイスに変わってこられたようです。
お母さんの表情がいいですね。筆を持つ手も素敵です。それを見ている子どもさんもいいお顔をされていますね。親子で参加していただく・・・というプログラムの目的のひとつが達成されたような感がありました。
さて、出来上がりは・・・
ちょっぴり恥ずかしがり屋の二人は大国主命(オオクニヌシノミコト)、大黒様を作ってくれました。
最後まで時間をかけて頑張っておられた園芸部長さん、さすが、出来上がりも抜群で、お部屋に飾ってあると素人(?そうでなかったらごめんなさい。)作とは到底思えない立派なものでした。
年を追うごとに経験もできて、いい作品が出来上がってきているように思われます。
また、来年も・・・えっ? オニに笑われるって? そうでしたね^^
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