2015年5月3日日曜日

 

4月22日(水)、中川公民館生活部主催の「リサイクル施設研修視察」に行って来ました。

まず、最初に山陽新聞社本社の見学に伺いました。さん太広場の木漏れ日がとても美しく気持ちのよい朝でした。


最初に、本社内の見学です。

 
 
新聞社と言えば、社内全体がもっと慌ただしい雰囲気で、ざわざわっとしているような感じかと思いましたが、皆さん、パソコン相手にお仕事をされているので、とっても静かな空間でした。

お待ちかねの昼食は、山陽新聞社ご自慢の20階にある社員食堂です。3種類ある定食は、いずれも 460円。フライ類も揚げたてのほかほか、食感もサクサクッと、最高でした。

めったに見られない、20階からの眺望!


 次に、新聞製作センターへ行きました。いつもは本社のみの見学で終わって、本社から離れた新聞製作センターまで足を延ばすことがありませんでした。 ちょうど、夕刊の印刷が始まる時間で、最新の印刷機械が超高速で動く様子を見ることが出来ました。



 重さ1トンの新聞紙になる紙のロールが自動的に動き出し、階下の印刷機に運ばれます。ロールが動くのを見ることができたのは相当ラッキーなことだそうです。
 
印刷機が回りだしたかと思うと、各販売店ごとに荷造りされた新聞の束が出てきました。
 
 
そして、各方面毎に待機しているトラックまで、このままベルトコンベアーで運ばれるそうです。
 

新聞屋さん、いつもありがとう♪
 
 
 
さて、メインの研修先の「明和製紙原料株式会社」に着きました。
 
まず、紙のリサイクルについてのお話です。一番に家庭ごみの半分は紙類!」だと学びました。
 
今まで、皆が行っている分別は、 1.新聞紙・チラシ 2.段ボール 3.牛乳パック 4.雑誌等の雑紙の4種類ですが、4の雑紙には、まだまだ再生出来る紙があるということを習いました。
 
普段は捨ててしまっているレシート、包装紙にのし紙、コピー紙等、小さな切れ端でも大丈夫。要らない紙袋にどんどん貯めて十字にひもをかけて、資源ごみの回収に出してくださいとのことでした。
 
レシート、敗れた包装紙等、要らない紙を小さくちぎって、ミキサーに入れ、水を加えて30秒・・・ドロドロした紙の原料になります。
 
 
これを枠に流して、水気を切っていくと私製はがきに変身!
 
 
樹齢30~40年、高さ20~30m,直径25cmの木を切らずに済むには、50kgの紙があればいいそうで、新聞紙なら約2ヶ月分。それだけで地球上の木が1本助かることになります。
 
 ・新聞紙・チラシ → 新聞紙
 ・段ボール    → 段ボール
 ・牛乳パック   → トイレットペーパー
 ・雑紙      → 紙箱等(色の着いた紙を混ぜると灰色)
   ※お菓子の箱やティッシュの箱の裏が灰色なのは再生した証し。
 
現在流通している、再生紙からできたトイレットペーパーは70%、残り30%は木材からのパルプ100%の製品とのこと。
 
使い捨てのトイレットペーパーにパルプ100%のものを使うのは・・・なんともったいないこと。
 
その後、工場内を見学し、いろいろな種類の紙が集まってくる様子を見てきました。
 
 
 
  
 
「紙はゴミじゃない!」
 
「とても有意義な1日を過ごせました。」「分別の大切さがよくわかりました。」とか、たくさんのお声が寄せられました。ありがとうございました。