2013年6月29日土曜日

6月23日(日)、初めての「薬膳料理」の講習会が開催されました。

薬膳料理と聞いて、思い浮かぶイメージは・・・身体にいいとわかっていても・・・
  ・なんだか作るのが難しそう。
  ・漢方薬みたいで、あまり美味しくなさそう。
  ・特別な材料を用意しないといけないんじゃないの? 等々

そのせいか、お申込みがなかなか増えず心配しましたが、最終的には予定人数を超えて、嬉しい悲鳴です。

講師は、倉敷在住の薬膳料理人の田中まり先生。体と心の健康づくりのために、簡単に家庭でできる薬膳料理を教えていらっしゃいます。テレビやラジオ等のメディア出演も多数。

 

9時30分、講習会スタート! 先生の自己紹介を兼て、薬膳料理を習いに中国へ行かれた時のお話を伺いました。四つ足で食べられない物は机と椅子。飛んでるもので食べられない物は飛行機・・・。そんな中国でのお話にどんどん引き込まれていきました。 食材も長い歴史の中でその土地でできたものが、そこで生まれ育った人の体に合っているということも納得しました。

食材の話、調味料の話、そして、何てったって驚いたのはOリング・テスト。
その食材が個々の人の身体にとって良いものか悪いものかを判断するものです。二人いれば簡単に出来ます。


野菜の処理の仕方(洗い方、切り方)も今までやってきたこととは違いました。でも、一つ一つの説明を聞くと、なぜかということがよくわかりました。

昨日、開店と同時に行って、買ったトウモロコシ・・・実がきれいに並んでプチプチと弾けそうなのを選ぼうと、ちょっと皮をむいて中を確かめたのがいけなかった・・・。
先生がトウモロコシをご覧になって、予算があれば、全部皮に包まれた物を買ってきて・・・と。
少しの時間でも空気に触れたことで栄養も味もグンと落ちることを教えていただきました。

軽妙なおしゃべりと、その都度その都度の摩訶不思議なOリング・テストに、すっかり田中ワールドの住人になってしまいました・・・。



11時30分、各調理台は、じゃがいも班、玉ねぎ班、サツマイモ班等々となって、やっと、お料理(下ごしらえ)に取り掛かりました。・・・いつできるのかな?


 
 
胚芽米のトウモロコシご飯を炊くときにトウモロコシのヒゲも上に載せて一緒に炊きます。


最初に、お料理の元になる「重ね煮」を作ります。玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンを重ねて煮たものです。ニンジンは他の野菜の栄養素を壊す酵素を持っているとかで、切ったニンジンに少しお塩をまぶしてやります。これでOリング・テストもばっちり。スゴイ!
 
この重ね煮を、お肉と糸こんにゃくを痛めた中に入れて味付けをすれば肉じゃがになり、鰹缶と一緒にしてポテトサラダ、お味噌汁に入れれば、具だくさんの味噌汁と・・・まさにお料理の元です。
このポテトサラダに活躍したのが、ポメリーの粒マスタードです。
 
 
フランス、ポメリー社の粒マスタードを使うと、いつものポテサラが皇室御用達の味になるとか・・・で、先生肝いりのおすすめ品でした。陶器の容器にコルク栓その上を蜜蝋でしっかり固めてあります。開けるのがちょっと大変です。
 
そんなこんなで大はしゃぎの料理教室・・・館長の「お腹すいた・・・」の声もだんだんとあきらめムード。
 
やっと、出来上がりました♪♪  時間はもうすぐ午後2時・・・皆様、お疲れさまでした。
 

 いただきま~す♪  でも、ここで大事なことが・・・梅干しを思い浮かべて、お口の中に唾液を出させてね。
 
 
食事が終わって、2時半・・・お片づけをして3時過ぎに解散となりました。
 
参加された皆様のアンケートに、ほとんどの方が予想以上に楽しかったと書かれ、「再度やってほしい。」「次の料理教室も薬膳料理を」、また「お話だけでもいいから聞きたい」とのお声にほっとしました。
 
一粒で二度美味しい・・・1日で2回分の講習を受けたような感じです。
 
本当に素敵な田中まり先生でした。ありがとうございました。多謝。
 

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