2011年12月1日木曜日

岡山の伝統料理「ばらずし」講習会

11月27日(日)、料理教室「ばらずし」講習会が開催されました。

 講師は、岡山の伝統料理研究家の窪田清一先生です。岡山の伝統料理「ばらずし」の技法を教えるとともに食についての貴重なお話をされています。県内各地、各種団体・施設からの要望も多く、忙しく走り回っておられます。

 今回も地区外の方が、山陽新聞主催の料理教室も抽選で外れ、矢掛町の健康管理センターでの講習会も外れて、三度目の正直と、中川公民館へお申し込みをされたとか・・・。嬉しいですね。

 最初、調理室の広さから定員24名として募集をしましたが、最終的に32名にまで膨らんでしまいました。超満員の講習会になり、参加された皆様には窮屈な思いをしていただくことになりました。先生の人気の高さがうかがえました。


まずは、お米の洗い方から・・・




レシピ片手に・・・これでいいのかな。
具材もだんだんと出来上がってきました。

今までと違った錦糸玉子におっかなびっくり・・・


15人分のばらずしが完成!

試食用をお皿に盛り付け、持ち帰り用もパックに詰められました。



 


 みんな揃って出来立ての「ばらずし」を美味しくいただきました。でも、先生はその間中もずっと「ばらずし」についての様々なお話をしてくださいました。また、講習中に皆様から寄せられた質問や疑問について一つ一つ丁寧にお答えくださいました。
 
 ただ単に「ばらずし」の作り方の講習会ではなかったのです。岡山の伝統料理としての「ばらずし」を作り方、供し方、背景全てを含めて参加された皆様から次の世代へ受け継いで欲しいとの先生の熱い思いが伝わってきました。  
 
 お米を洗うことから始まって、あんなにたくさんの具材を使って、ガスコンロ1台という条件の中で3時間で完成! 参加された皆様のチームワークのよさも手伝ってのことですが、本当に狐につままれたようです。忘れないうちに何度かお家で作って自分の物にしなくっちゃね。

 真に公平な分け方についても教えていただきました。講習会では、全員同じように分けましたが、お家で「ばらずし」を作ったときは、取り分ける人が、いただく人それぞれに合ったように、盛り付けを考えて(量の多い、少ない、硬いものは避けた方がいいなど、人それぞれに載せる具材を変えても上から錦糸玉子を載せれば皆同じに見える。まさに、今、盛んに言われているユニバーサル、バリアフリーの考え方ですよね!)、そして、子供に「これは誰々に」と教えて運ばす。そうすることで、子供は自然におもてなしの作法も覚える・・・。

 あっという間の短い時間でしたが、いろいろなことを学ばせていただきました。内容の濃い「ばらずし講習会」にご参加いただいた皆様もきっと大満足でお帰りになられたことでしょう。

 裏方のドタバタ騒ぎ
 講習会が始まった直後、お塩がない!・・・えっ、お買物リストに載っていなかった。お店に走るより家に帰るより早い!と、家に走る。
 今度は、焼き網がない!・・・えっ、講習会が決まったあと、先生が調理室の下見に来られ、アナゴを焼くのに網が必要とおっしゃったので、直ぐに4枚買っておいたのに・・・行方不明。あわてて100均のお店へGo!
 次は、お酢がなくなった!・・・1升瓶を用意しておいたのに??  でも、肝心のお酢がなくてはと、大急ぎでスーパーへ!

 なんとか間に合って、よかった、よかった。ホッ!

 終わったあと、焼き網は、調理室の棚から出てきました。ほこりがかぶらないようにスーパーの袋に入れて直したのが見つけられなかった原因・・・私の責任・・・あぁ。
 お酢は、終わったあと、レシピを読み間違えてたくさん持っていってしまった。ごめんねと、言われました。1つのグループで15人前のばらずしを作ったので、さもあらん・・・。

 こんなドタバタ劇を垣間見ながら、どんどん進めてくださった窪田先生、ご参加くださった皆様に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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